sound village



この件で、仲を修復など
できるわけもないけど。


俺らというパイを
会長は、もう1人の息子に
堂々と売るなり貸すなり
できるって訳や。




…俺には読める。


次に、俺らの上司が
何をやらかすかーーー


エレベータが部署のフロアで
停止する。



“半年で、お前ら、
一年後の進退、決めろ。”


テルテルが、そう言って
開いた扉から一歩先に歩みだす。


…俺らの回答次第で
この人達は
更なる“鬼”になる。



ーーー単なる……部下のために。






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