sound village
いや、確かに、私は
レンちゃんですけどね。
先程、音村蓮と書かれた名刺を
コイツらに、くれてやったところ
・・・だけどもっ!
見上げた先には、
悪そうな笑みを浮かべた
イケメン1号と・・・
明らかに、1号のナメタ態度に
驚愕した表情のイケメン
2号と・・・
無表情なイケメン3号が・・・
たたずんでいた。
「堅いことは言うつもりは、
ないのだが。」
手にしたポスターで
自らの肩を叩く。
「舐めてもらっちゃあ
困るのだよ。1号!」
ポク、ポク、パコ
思った瞬間、体が動く
俊敏性が自慢のレン様を
ナメるな。
三匹を迎えに行ったときに
人事部長から預かったポスターで
1号の額をポクポク打ち
言い放つ。
売られたケンカは
きっちり買って
血祭りにあげてやる主義だ。
どうしてやろうか考えながら
1号をポクポクしていれば
1号が、ぶはっと吹き出した。