sound village
  



「今度は、幸せにおなり。」


これは、私の本心。

思わず、クスッと笑みが漏れる。


いつも傍で支えあってきた参謀に
本当に幸せな家庭を築いて欲しい。


「ええ~っ…

音村が幸せにしてくれれば、
いいじゃん?ダメ?」


甘えた声でふざける同僚を


「そろそろ戻るよ。
おバカちゃん。」



バッサリ切り捨てて、
喫煙室の扉を開けた。












   










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