sound village

歩くフェロモン男**side レン



…土曜日出勤…

社畜になったみたいで、
通常の休日曜日に
出勤するなんて
嫌なんですけど!!

今日は、神島君が
出勤する必要があって
そのお付き合いな訳です。
…やる事も結構あるしね。

そもそも部下だけ
出勤させるなんて、
ウチの会社は、
できませんからね。ウチは、
ホワイト企業ですから。

…まぁ…テルテルと、
裏でじゃんけん勝負して
負けちまった私が、今回は、
お付き合いで、休みを
振り替えた等とは
いうまいよ…

その神島くんは、今、
私のおつかいで、総務部へ
行っております。

あ。戻ってきた。…何か
凄くヨロヨロしてるけど…
そんなに資料探しが
きつかったかしら。

いい時間だし、
お昼ご飯にでも
連行してあげよう♪

…聞きたい事もあるしな。

…実は、
本日のメイン業務は
ソレだったりするのだ。

預かったファイルを保管庫へ
入れて施錠する。

「神島君。お昼ごはん行こう。
たまにはノンビリ行こう♪」

自分の財布を持って、
有無を言わさず
彼の手首を掴んだ。




 






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