sound village
 

クタッと胸にしなだれかる
彼女の頭を腕にのせるように
上向かせ、頬にかかった髪を
指でなるだけ優しく耳にかける。


「頑張りすぎなんだよ・・・」

最近、更に多忙な上司を
咎めるように、呟く。

「もっとーーー頼ってよ。」

なんでもやるんだから。

そっと

腕の中の彼女の唇に

自分の唇を

重ねたーーー



 
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