sound village


「音村さん、こちらへどうぞ。」

癒し系のほんわか女子に
個人情報を用意した部屋に
誘導される。

「ありがとう。部長にも
お礼ゆっといてね。」

にっこり微笑み会釈して
扉をしめる彼女に萌える・・・

いや、仕事をせねばっ!

用意してもらったのは、
あの3人の履歴書と面接資料だ。

何となく感じる、特に3号・・・
いや、斐川君の虚無感
不完全燃焼な雰囲気の答えが
そこに見られないかーーー

と、思ったのだ。

おもむろに、履歴書を
手にする。

ザッとみたところ、なんとまぁ~
3人は、バスケの強豪高校の
出身らしい。

ひょっとしたら、元々
顔見知りだったなんて事も、
あるのかもしれない。

志望動機ーーーー

・・・珍しくもない
模範的な陳述。
♪VIVA!就職課♪・・って
所だな。

 
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