sound village


「レンちゃんっ!久しぶりっ!」

「里奈ちゃんっ(泣)
なかなか行けなくて、ごめんね!」

手を取り合って、
久々の師弟再会を祝うのは
市内の某スタジオの一室。

今日は、顔合わせと
構成確認がメイン作業となる。

顔合わせといっても
いつものメンバーですけど…

「やん。『樹里~♪』
久しぶりっ♪」

「だから、何でいっつも
真月のモノマネで呼ぶんだよっ!」

「反応が笑えるからに
決まってんだろぉが。鷹尾。」

透とタックを組んで、
久々に会う、真月さんの旦那を
からかう事も忘れてはならない(笑)

「お疲れっす~♪あっ?
レンちゃん、先に来てたんだ?!」

定時であがり走ってきたのか
息を切らした啓太がすべりこみ
ミーティングが始まった。

啓太の瞳も、キラキラしてる。

ホントに、ここにいる皆
音楽が好きなんだって実感する。

ああ!もうっ!
すっごいストレス解消♪
やっぱ、趣味って大事だよ。

脳裏にイケメン部下3人が
うっすら浮かぶ。

あの子達は、うまく息抜き
してるんだろうかーーー

何かを

諦めたり

していないだろうかーーー?


 
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