sound village



「レンちゃんっ久しぶりっ」

「里奈ちゃんっ(泣)
なかなか行けなくて、ごめんね」

手を取り合って、
久々の師弟再会を祝うのは
市内の某スタジオの一室。


今日は、顔合わせと
構成確認がメイン作業となる。


顔合わせといっても
いつものメンバーですけど…


「やん。『樹里~』
久しぶりっ」

「だから、何でいっつも
真月のモノマネで呼ぶんだよっ」

「反応が笑えるからに
決まってんだろぉが。鷹尾。」

透とタックを組んで、
久々に会う、真月さんの旦那を
からかう事も忘れてはならない(笑)


「お疲れっす~あっ?
レンちゃん、先に来てたんだ?!」


定時であがり走ってきたのか
息を切らした啓太がすべりこみ
ミーティングが始まった。

啓太の瞳も、キラキラしてる。

ホントに、ここにいる皆
音楽が好きなんだって実感する。


ああもうっ
すっごいストレス解消

やっぱ、趣味って大事だよ。


脳裏にイケメン部下3人が
うっすら浮かぶ。


あの子達は、うまく息抜き
してるんだろうかーーー




何かを

諦めたり

していないだろうかーーー?






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