sound village
「柏木?どうした?」
なるだけ、冷静を装う。
今日は、パンチの効いた出来事が
多すぎた……
最後の、頭ポンポンは・・・
思い出すだけで
赤面してしまう……
自分の口許の弛みも
引き締められずにいる。
あっ…いや…
いかん…気づかれる。
『ニヤニヤしてんのな。』
うっ…嘘だろ?!
この辺にいるのかっ?!
ヤツの台詞に、
思わず口を掌で覆った。
「…なんだよ。こんな時間に。」
周りを見渡し問えばーーー
『いや、明日でも
よかったんやけど。
来月、ストバス対抗試合の誘い、
電話あってな。
お前んとこの学校のヤツも
誘うんやったら、早い方がと思て
かけただけや。』
マジかーーー
「何人くらい、くるんだ?」