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「おい珠月!!」
誰かに肩を掴まれた。
その途端、肩が急に熱を持って、胸と頭の痛さを倍増させた。
「いやッ……!!」
どこから出てきたのかは分からないけれど、私は力を振り絞ってその手を振り払った。
そうしたら、かなり楽になって、周りを見る余裕が生まれた。
振り返ると……目を見開いて、座っている将人。
その様子を囲んで見ている3人。
……ズキリ、とまた胸が痛む。
「……ッ!!」
「珠月!!」