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「よし! とりあえず、いろいろ近所の交流館とかでイベントがないか聞いて回ってみる。
じゃあ、今日はもう解散な。帰りの練習もカットで。
あ、深樹斗、これから毎日帰り、ここで練習するから。
委員会とかある日は無理して来なくていいけど」
散らかしたままの救急セットを片付けながら説明する将人。
「う、うん。分かった」
恐らく部活にも入っていないであろう彼は、少し緊張した面持ちで答えた。
確かに私も最初は緊張したな。
今は、毎日放課後がすごい楽しみで。
でもいつかはそれすら普通になって、二人のように、いたって普通にここに入れるようになるのかもしれない。
……何かで、深樹斗を安心させてあげられないかな。
ううん、私もみんなの仲間なんだって確信を持てるようなもの。
…………作ってみようかな。