0時のシンデレラ

ちょ…今の何!?
私のこと見た!?

凛音は目が点になった。

「ひーみつー」

笑いを浮かべながら、答える礼音。

「………萌葉」

「ん?」

「サボる」

「えっ、ちょ!
これから授業だよ!?」

「あいつのせいでやる気なくした」

凛音はそう言うと、
教室を出ていった。

「もー………」

萌葉は頬を膨らました。
そして、誰にも聞こえない声でつぶやいた。

「…私は恋の予感がするけどなぁ…」

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