0時のシンデレラ
「ぎゃーーーーーっ」
凛音は悲鳴を上げ、後ずさりした。
「ど、どうやって入ったのよ…」
「なんでって…鍵を開けて入ったけど?」
男の人は凛音に近付いていく。
「近寄らないで!
不審侵入だからね!」
「ふっ…。そーゆーとこ、変わってないよね」
「はぁ!?」
凛音は男の人にこう言った。
「…これ以上近付かないで。
近付いたら警察に通報するから!」
「ふっ…。また明日も来るよ」
男の人は窓に向かった。
「あ、そうそう…鍵、ちゃんと閉めとけよ。
俺が入った時はもう開いてたから」
「ウソばかり!
私ちゃんと閉めたはずだから!」
「はいはい」
そう言うと、男の人は窓から出ていった。
「…ほんと何なの……」
凛音は床に崩れ落ちた。
ほんといろいろありすぎ!