0時のシンデレラ

「はい席に着けー」

先生がやって来た。

「今日は課題の英作文を発表してもらう」

げっ!忘れてた…

「課題忘れた人は今日居残ってやれよー」

うわ、最悪…

凛音は頭を抱えた。

「はい、名簿順に────」

先生の声が遠くなっていく。

凛音はため息をついて、外を見た。

空が青い。
こりゃ明日も晴れるなぁ。

凛音は外から入ってくる風を感じていた。

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