0時のシンデレラ

「………へぇ、そうだったんだ!」

萌葉が両手を合わせて、
大声で叫んだ。

「ちょ、萌葉!
声が大きいって…」

「だって!やっと凛音が
男の人と付き合うなんて!」

「いや!まだ『付き合って』って
言われてないから!
キスしただけ!」

「でもさー、それって
恋人だからじゃないの~?」

ニヤニヤする萌葉。

「えー…」

「うんうん、いいね!
青春だね!」

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