0時のシンデレラ
凛音は息をすうっと吸うと、
「あいつ、私を落とすって言ったのよ!
信じらんない!」
と大声でわめいた。
「えっウッソ!?いいじゃん!
漫画みたいじゃん!」
萌葉はキラキラした目で凛音を見た。
「良くない!
初対面なのに、こんなことを言うって
ありえないから!」
「はい、そこー!
私語禁止!」
「あっすみません…」
凛音と萌葉は先生に注意され、
前を向いた。
「では、今からグループごとに
集まって、どう行動するかを
相談してもらうぞー」
先生がそう言うと同時に、
生徒たちはグループごとに集まった。