0時のシンデレラ

左側に凛音と萌葉、
右側に礼音、淳というように、
机を並べた。

「えっと、よろしく。
で、何を決めればいいんだっけ?」

淳が萌葉に聞く。

「えっ!?」

「え?」

「あ、いや…
てっきり凛音に聞くのかな、と
思ってたから…」

「え、何で凛音に聞くんだよ」

「だっていつも話してたから…」

「はぁ?萌葉とも話してたろ」

萌葉と淳が2人の世界に行っている間、
凛音と礼音はずっと黙ったままだった。

「「……………」」

き、気まず!!!

凛音は嫌な顔をした。

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