0時のシンデレラ

「…うん」

タカは凛音に、

「んじゃな」

と、手を振って窓から出た。

「…ごめん、タカ…」

凛音の目から涙がポロポロと出た。

誰も傷つけたくないのに…
どうして私は傷つけてしまうんだろ…。

凛音の心の中はもう真っ暗で、
何も見えなかった。

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