好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『……ごめん…なんか私…おかしいよね…ごめん…』


仁美が泣きそうな顔で笑った。



『…ごめんね』



焼きそばの袋を放り出し仁美は何処かに走って行く。



「…おい…仁美!!」



育が叫ぶ。



「由奈…ちゃんとここに居とけよ」



そう言って、育は仁美を追いかけて行った…



……



私は……



仁美を追いかけて行った育の姿を…胸が張り避けそうな思いで見つめた…
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