好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
その場に取り残された私達…
和也君が痛々しい顔をしながら起き上がる。
『…どけよ!触んなっ!』
私の手を振り払った…
『由奈………由奈が全部悪いんだよ…こうなったのも全部…あんたのせい…』
仁美が泣きながら話す。
『あんたさえ……あんたさえ…居なかったら………ぇてよ…消えてよっ!私達の目の前から消えてよ……っ!』
私は……ショックで何も言えない……
『仁美……………』
やっと振り絞って出した声は蚊が鳴く程度だった…
『和也……行こ……』
そう言って、和也君の腕を自分の肩に回す仁美…
二人の後ろ姿を見ながら…
全て…
私が壊したんだ…と
実感せざるを得なかった。
私が育も仁美も和也君も…
全て壊してしまったんだ……
和也君が痛々しい顔をしながら起き上がる。
『…どけよ!触んなっ!』
私の手を振り払った…
『由奈………由奈が全部悪いんだよ…こうなったのも全部…あんたのせい…』
仁美が泣きながら話す。
『あんたさえ……あんたさえ…居なかったら………ぇてよ…消えてよっ!私達の目の前から消えてよ……っ!』
私は……ショックで何も言えない……
『仁美……………』
やっと振り絞って出した声は蚊が鳴く程度だった…
『和也……行こ……』
そう言って、和也君の腕を自分の肩に回す仁美…
二人の後ろ姿を見ながら…
全て…
私が壊したんだ…と
実感せざるを得なかった。
私が育も仁美も和也君も…
全て壊してしまったんだ……