好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
溜め息を吐き英語の教科書を机の中にしまうと、ザワザワと廊下が賑わっていた。


休み時間。


あっ―――


教室の前を育が通り過ぎて行った。


育を目で追う私。


何処へ行くのかな…
体育かな…



こっちを見てくれないかなと思ったけど、やっぱり見向きもしてくれなかった。



そりゃそうだよね。。



妹のクラスなんて興味ないか…


私なら…

育の教室の前通る時は


育が見てるんじゃないかなってついつい意識しちゃうのにな。。
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