好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
崩壊
私達は警官の後ろを付いて行く…



その時――



「…由奈……逃げるぞ」



育が小声で言った。



私が頷くのと同時に育が私の手を引っ張って走り出した。



『おっ…おいっ!君達待ちなさいっ!!』



私が振り返ると警官が慌てていた。



『ごめんなさい…』



私は小さく言って、育と走る



走る



走る――――
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