好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『…あっ……ごっ…ごめん…』



私は目を反らした…




『由奈…お久しぶり』



仁美がニッコリ微笑んでいる…



『………』



私は育の部屋を飛び出した…



階段をかけ降りると母とすれ違った…



母はお盆の上にケーキとオレンジジュースを持っていた。



『あら…由奈…今頃起きたの?育ね…あの仁美ちゃんという子とやり直し出来た見たいよ。』



母が嬉しそうに言った。



『………』



私は母も無視して通り抜ける…



母は変な子…とでも言いたげに、首を傾げていた…
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