好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
佳代はニヤニヤして私の顔を見つめて来る…



『なっ…何もないよ……』



『嘘ばっか…顔に書いてるよー何か合ったって』



佳代が意地悪そうな顔で笑っていた。



そんな話しをしていると、ガタンと音がして、仁美が私の斜め前の席に座った…


佳代の隣に仁美が座る形となって、佳代が横目で仁美をチラッと見た。



『…じゃあね。由奈…また後で』



佳代と仁美はあまり仲良くなくて、私が仁美と一緒に居る時は全くと言ってもいい程、近寄っては来なかった。
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