好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『…でも…恋する気持ちは変わらないと思う…それが兄弟であれ、身内であれ…あかの他人であれね…』



私は頷いて聞いているだけだった…



思い返すと、私の気持ちを全て伝え、解ってくれたのは佳代だけだったかもかもしれない…



私は涙と鼻水が流れて来て…



『汚いね…』と笑った…



佳代が



『ばーか…泣いてもいいのよ!今だけはね』



と微笑み返してくれた…
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