好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『じゃあ役割決めまーす』


立花さんが張り切って言う…



素早く手書きのクジを作り、教室の全員に引かせる。


私の番が回って来た…



私は適当に引く…



【手】



手…?



手…??



『立花さん…これ【手】って書いてあるんだけど…これって何?』



『あーそれはね、手のお化けね』



そう言うと私の後ろの席にクジを回し始めた…



手のお化け…?



佳代の方を見ると完全に引いていたようだった…
< 242 / 408 >

この作品をシェア

pagetop