好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
リハーサルを始める…



お化け屋敷というか仮装行列じゃない…



私はそう思いながら、役に着く…



私と同じ【手】の役割は男女含めて8人だった…



狭い穴に手を通し、うねうねとくねらせるだけ…



立花さんが通路を通り、細かく支持をする…



『真鍋さん、違うっ…こう!』



立花さんが私の手を握り…私の手をあっち向けたりこっち向けたりする…



『いた…たた…』



『本番はちゃんとやって下さいね』



立花さんが私に念押しをして次のコーナーに歩いて言った…



はぁ……



だるいな……



早く終われ…文化祭…
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