好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
育は、力強く私の手を引っ張り…



指を絡ませて来た…




『…なっ…なに…?』



思わず私の間の抜けた声がこぼれる…




私の周りがザワザワとなるが私はそれ処ではない…




瞬きも忘れて…




まるで金縛りにでも合ったかの様に動けない…




「…………由奈…。」



懐かしい声が聞こえる…



どうして…?



私だと解ったの……?



どうして……






一瞬…仁美と間違えてるのかなとも思ったけど…



確かに…



今、私の名前言ったよね…?



………
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