好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
育がゆっくり…ゆっくりと…



私の手を離す…




育………



二、三人のけたたましい足音が聞こえて来て…



『育!育!気分が悪いの?大丈夫なのっ!』



仁美が慌てて走って来た…


育を立ち上がらせる…



私も立ち上がって、仁美の方へ向かった…



『…………』



仁美は物凄く鋭い目付きで私を睨み付ける…
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