好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
なんだか…



今まで色々言われ過ぎて慣れちゃたな…



真奈美が私が反応しないので苛立っている。



『世界中のね、誰に聞いたって兄弟で付き合うとか…あり得ないって言うよっ!』



『……ふーん』




『それだけ?言いたい事は』



佳代が私の顔を見ながら驚いている。




『世界中の誰にも、認めてなんて要らないよ』



私はそう言って教室を出た。



教室からは、



『聞いたー?まじアイツキモイしっ!』



『世界中の誰にも認めてなんて要らないよだってぇ~ウケルし!』



『うぇ。吐きそう~』



等と様々な批判が飛び交っていたが、今の私には関係なかった。
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