好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『あんたがね、堂々と宣誓布告したって敵う相手じゃないの』



『…うぅ…』



佳代にも適わない…



『…ったく…』



佳代は呆れている…



『おいで』



そう言って私の手を引っ張ると躊躇せずに保健室の扉を開けた。



ガラガラ――――ッ



仁美は佳代の登場に驚いている…



『仁美、そこどきな』



『…なっ…何勝手に入って来てるの?』



仁美が立ち上がった…
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