好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
私はずっと眠ったままの育を見つめた…



なんだか、ちょっと見ない間に男らしくなったな…



私はボンヤリと見つめる…


長良川に行った時、あれほど育の姿を目に焼き付けとこうと思ったのに、何故か私は育の顔を思い出せなかった…



思い出すのは、育の冷たい顔、迷惑そうな顔、育の辛そうな顔…



そればかりだった。
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