好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
「………俺が…俺がいるじゃん…」



『…うん…』



「…俺が佳代ちゃんの分も由奈を守るから…」




守るから―――……




『…うん…ありがとう…』


育が私を抱き締めるから、私も育の胸に顔を埋めた。


「……二人だけになりたい」



『…うん』




そう言って育が私の手を引っ張って歩き出した…
< 312 / 408 >

この作品をシェア

pagetop