好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
キーンコーン――
カーンコーン―――
学校のチャイムが私達を現実の世界に引きづり込む…
「………」
『………』
「……そろそろ…行こうか」
『…うん』
育が座ったままの私に手を差し伸べる…
私は育の手に掴まり立ち上がる…
真っ黒なカーテンの隙間から光が差していて…
育の顔を照らしていた…
「…じゃあ…ここで…」
『…うん』
私達は怪しまれない様に別々に戻る事にした…
「…由奈…先に行けよ…帰り道解るよな?」
育が意地悪そうに微笑んだ。
『わっ…解るよっ!自分の学校で迷子とか…あり得ないでしょ』
「…嫌…由奈ならあり得る…」
『…んもぅ…失礼ねっ』
私が怒ると、育は優しく微笑んだ…
カーンコーン―――
学校のチャイムが私達を現実の世界に引きづり込む…
「………」
『………』
「……そろそろ…行こうか」
『…うん』
育が座ったままの私に手を差し伸べる…
私は育の手に掴まり立ち上がる…
真っ黒なカーテンの隙間から光が差していて…
育の顔を照らしていた…
「…じゃあ…ここで…」
『…うん』
私達は怪しまれない様に別々に戻る事にした…
「…由奈…先に行けよ…帰り道解るよな?」
育が意地悪そうに微笑んだ。
『わっ…解るよっ!自分の学校で迷子とか…あり得ないでしょ』
「…嫌…由奈ならあり得る…」
『…んもぅ…失礼ねっ』
私が怒ると、育は優しく微笑んだ…