好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
どうしちゃったのかな…



私はボンヤリと天井を眺めていた。



『あっ、先生』



絵理子が立ち上がり、先生が来たんだと解った。



『真鍋さん、気がついたようね?どう?気分は』



そう言って、先生は私の額に手を当てた。



『…少し、熱っぽいわね…今日はもう帰りなさい』




『…はい……』



『由奈…いいなぁ~もう帰れるのぉ~』



絵理子……



何言ってるの…あんたは…



私はそう思ったがあえて突っ込まなかった…
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