好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
「…ただいまー」



パタン―――――



育が帰って来た声で目が覚めた…



部屋は真っ暗で月明かりで僅かに見えるくらいだ…



何時だろう…



私は携帯をパチンと開けた。



22:15



……



嘘………



バイト無断欠勤しちゃった…



寝過ぎだ……



そして…私はある事に気がつく…



私の鞄の中からひょっこり顔を出している妊娠検査薬…



私はベッドから飛び降りて、よたつく足で鞄から取った…
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