好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
数時間が経った。




「ん…ふぁ~ぁ…」



育が欠伸をした。



私の手も止まる。



勉強終わりかなぁ…



「由奈、そろそろ寝よっか」



『うん…そうだね。ふぁ~ぁ…疲れちゃった』



「ふっ。そうだな…じゃあ寝るぞ」



『うん!』



育の部屋のライトがパチンといって消えた。




私も自分のライトを消す。



育の部屋からも小さい豆電球の光しか漏れて来なくなった。




ベッドが軋む音がして育が布団に入ったんだなと解った。





『…おやすみ、育』




「ん…あぁ…。おやすみ…」




私もベッドに入り目を閉じた…






こうして私達の長いようで短い一日が終わった…
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