好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『…あ…』



『お久しぶり』



仁美がニッコリ微笑む。



『おひさ…しぶり』


私は後ろに手を回して…今まで読んでいた赤ちゃんの雑誌を奥へとやった…



『ねぇ…少しだけ私に付き合わない?』



仁美の急な誘いに戸惑う…



何だろう…



急に…




『あ…うん…いいけど』




そう言って、私は戸惑いつつ、本屋を後にした。
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