好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
『じゃぁ…私行くから…』


楽しそうに話す、三人の仲に声を掛ける…これ程話しずらい事はない。



『えっ!由奈待って…じゃあ、和也、育またね』



仁美は名残惜しそうに育と和也君へ手を降った。



私は…
なんとなくだけど…
見たくなかったから、そそくさと教室へ向かった。



『待って待って~由奈、夏休みの事なんだけど…』


仁美が私を呼び止める。


教室の扉に掛けてた手を離し、仁美の方へ振り返った。
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