好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
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その日は朝から晴天でじめじめした暑さが堪える…



花火大会の約束の時間は夕方5時。



私は短パンにTシャツといったラフな格好で、母から頼まれていた庭の草むしりをする…



『あ~づ~い~』



私はゼェゼェ言いながら草むしりをする…



「ぶっ!何それ!新しい日本語?」



後ろから育の声が聞こえた。



『育!ちょっとは手伝ってよっ!』



育は涼しい顔をしながらうちわでパタパタと仰いでいた。



『あっ……それ私のアイス~!』



「ん?あっこれ?うまいよ?」



『うまいよじゃなーい!終わった後の楽しみにしてたのに!』



「あーそうかそうか。すまんすまん。スマソ」



『全然反省してないし…馬鹿!ハゲ!』



「ハゲは余計だっ!」
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