賭けで動く恋
「ぁ……ぁ…」
「恵実さん、ゆっくり息を吸って……吐いて。もう1度 吸って……吐いて」
淳さんの声に合わせて深く呼吸して息を全て吐いたタイミングで淳さんの怒張したものが蜜口を割りゆっくり入り込んできた。
「ぁ……く…」
「ン……」
淳さんから溢れた吐息の色っぽさに、キュっと蜜壁が収縮する。
「こら、そんなに締め付けられたら気持ちよくしてあげる前に出してしまいますよ」
私の手と淳さんの手を絡めてシーツにぬいつけた淳さんは、私の鼻の頭に軽くキスをしながら笑って、止めていた腰を動かした。
下腹を貫く熱に体験した事のない痛みが走る。
「ん”……ぅん″………」
「もう少し……だ。もう少しだけ……我慢してくれ……恵実…」
くだけた口調になって、額に汗を光らせながら顔を歪める淳さんに胸が締め付けられて、感じていた痛みが軽くなった気がした。