夜桜 ~あなたに出逢って~
*思い
婭緒葉「遥、頑張ったね。」
私は、そう言うと遥頭を優しく撫でてあげた。
遥「婭緒葉…は……僕の事…汚いとか思わないの?
……軽蔑………しない?」
婭緒葉「うん。しないよ。
遥は、強くならなきゃって思って今まで“俺”って言ってきたんでしょ?
でも、今は私に威勢を向けたり周りの人に威勢張る事もないから“僕”って言ってるんでしょ?
遥は周りの人に弱味見せなさすぎだよ。
もっと、周りの人に甘えても良いんじゃないかな?
だって、今まで頑張ったんだから。」