夜桜 ~あなたに出逢って~

婭緒葉と俺達が口を聞かなくなって1週間程たった時の朝。


俺の携帯に1本の電話がかかってきた。


？「……よぉ、龍呀の総長さんよ。

お宅のお姫様今何処に居ると思う？笑」


透馬「婭緒葉に何しやがった、横谷 純。」


？「さぁ？“今は”俺の横で寝てるけど、
多分もうじき起きると思うがな。笑」


透馬「婭緒葉に手ぇだすんじゃねぇーぞ！」

？「どうするかなんて俺の勝手だろ？

そんなに、返して欲しけりゃ此処まで来な。場所探してる内にお姫様がボロボロになるかもな。

はははっ！

せいぜい、来るのを楽しみにしてるよ。
無駄な努力かもしれないがな。」