封印戦慄映像
直子から、視線が私に注がれる。
――いつも変な役を押し付けるんだから!
「え、私? 私は霊能者ってことじゃないの?」
陸也は顎に手を当て、部屋の中をうろうろと歩き始めた。
「……そうだったな。山田さんにはVTRを見せなくてはならないわけだし――じゃ、茂でいいや。こいつオーバーアクションだし、合っているかもな。
こいつの家に不可解なことが起こり始め、助けるためにスタッフが駆けつける。幽霊の正体とは?
みたいな流れはどうだ? これだったら山田家にも迷惑は掛からないだろう」
「そうね! そうしましょう!」
茂の頭を甘く撫で上げると、鼻の下を伸ばし頷いた。
――いつも変な役を押し付けるんだから!
「え、私? 私は霊能者ってことじゃないの?」
陸也は顎に手を当て、部屋の中をうろうろと歩き始めた。
「……そうだったな。山田さんにはVTRを見せなくてはならないわけだし――じゃ、茂でいいや。こいつオーバーアクションだし、合っているかもな。
こいつの家に不可解なことが起こり始め、助けるためにスタッフが駆けつける。幽霊の正体とは?
みたいな流れはどうだ? これだったら山田家にも迷惑は掛からないだろう」
「そうね! そうしましょう!」
茂の頭を甘く撫で上げると、鼻の下を伸ばし頷いた。