封印戦慄映像
「や、やばい……このままだと指先の感覚がなくなる――」
スポットライトが、冬馬の体を華々しく照らしている。首元に食い込むロープも鮮明に見えた。
「は、早く! 冬馬が死んでしまったら、三人とも引き裂かれて死ぬのよ……早く久実のボタンを押しなさいよ!」
脂汗が大量に溢れだす。前屈みになりたいのに、なれない苦痛。引っ張られ続ける足首が痺れてくる。
「ごめん! 許してくれ! お前のことは一生供養するからな!」
「ぎゃああああああ!!!!」
悲鳴が部屋にこだまする。外に声が漏れないようになっている造りのせいか、オーケストラのような大反響だった。
スポットライトが、冬馬の体を華々しく照らしている。首元に食い込むロープも鮮明に見えた。
「は、早く! 冬馬が死んでしまったら、三人とも引き裂かれて死ぬのよ……早く久実のボタンを押しなさいよ!」
脂汗が大量に溢れだす。前屈みになりたいのに、なれない苦痛。引っ張られ続ける足首が痺れてくる。
「ごめん! 許してくれ! お前のことは一生供養するからな!」
「ぎゃああああああ!!!!」
悲鳴が部屋にこだまする。外に声が漏れないようになっている造りのせいか、オーケストラのような大反響だった。