封印戦慄映像
「大変だ、陸也! あれを見て……部屋の隅、ほらあっちにも! あ、あっちにも増えた!」
「どうした茂……ん? あ、あれはなんだ!」
ぼわりと浮かぶ、白い球体。部屋の隅どころか、あちらこちらに浮遊している。雪のように濃く、真っ白かと思えば、透明に消えそうになる。
「あ、あれはオーブ? 心霊写真でしか見たことがなかったけど……こんなに複数の幽体は、初めて見たわ――気味が悪い」
「陸也、どんどん増えていくよ……まさかあれは、ここで殺された人の幽霊? ひぃ! こっちに来るな!」
茂は尻餅を付き、両手で振り払っている。陸也は怯えるどころか、オーブに近づいていった。
「凄い。凄すぎるよ! これを撮影したら、44本目はヒット間違いなしじゃないか! なんで俺はカメラを持っていないんだ! くそっ!」
「どうした茂……ん? あ、あれはなんだ!」
ぼわりと浮かぶ、白い球体。部屋の隅どころか、あちらこちらに浮遊している。雪のように濃く、真っ白かと思えば、透明に消えそうになる。
「あ、あれはオーブ? 心霊写真でしか見たことがなかったけど……こんなに複数の幽体は、初めて見たわ――気味が悪い」
「陸也、どんどん増えていくよ……まさかあれは、ここで殺された人の幽霊? ひぃ! こっちに来るな!」
茂は尻餅を付き、両手で振り払っている。陸也は怯えるどころか、オーブに近づいていった。
「凄い。凄すぎるよ! これを撮影したら、44本目はヒット間違いなしじゃないか! なんで俺はカメラを持っていないんだ! くそっ!」