封印戦慄映像
指輪をベルベットの四角い箱から取り出し、裸電球に向けた。
――とっても綺麗……本当に私の指輪なの?
薬指にはめようとすると、指輪の後ろにはHappy Togetherと彫られていた。
――ともに幸福。私のよね? ……冬馬。
薬指にはめてみると、サイズはぴったりだった。お守り代わりに大事にしようと、右手でぎゅっと左手を握り締めた。
「あ……模様がない、さっきの牛の絵がない! あの部屋に戻れないじゃないか!」
陸也は怒鳴ると、壁を拳で叩いた。
「陸也……そっか――絵柄はスイッチの代わりをしているけれど、片方にしか描かれていない模様もあるのね」
――とっても綺麗……本当に私の指輪なの?
薬指にはめようとすると、指輪の後ろにはHappy Togetherと彫られていた。
――ともに幸福。私のよね? ……冬馬。
薬指にはめてみると、サイズはぴったりだった。お守り代わりに大事にしようと、右手でぎゅっと左手を握り締めた。
「あ……模様がない、さっきの牛の絵がない! あの部屋に戻れないじゃないか!」
陸也は怒鳴ると、壁を拳で叩いた。
「陸也……そっか――絵柄はスイッチの代わりをしているけれど、片方にしか描かれていない模様もあるのね」