空色ラブレター


おそるおそる顔を上げた私の前に、優しく微笑む優がいた。



その距離があまりにも近くて、心臓が止まるかと思った。



優しく微笑んだ優は、私の頬につたう涙を指で優しく拭ってくれた。




初めて触れた優の手のぬくもりに、心臓が尋常ではないほど激しく鳴り響いた。


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