空色ラブレター
3
「沢城、いるか?」
部室で写真チェックをしていたら、突然ドアが開き、勢いよく人が転がり込んできた。
「…み、美月部長っ!!」
その人は、我が写真部の部長、美月先輩だった。
「おっ、北見、久しぶりっ!!」
片手を挙げた美月部長が爽やかな笑顔を私に向けた。
「お、お久しぶりです…」
相変わらずな部長の姿に苦笑しながら呟いた。
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