空色ラブレター


ガクガクと膝が震え、心臓をグッと鷲掴みされたような感覚が私を襲った。



優、なんで…。



人物は撮りたくないんじゃなかったの?



それに、好きなものって…。




「ソラ…」




陽奈が気遣うように声を掛けてきた。




「…なん、で…」




顔面蒼白の私に、さらなる衝撃が襲う。


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