あなたの孤独に気づくまで



石田さんはいつもクラスで仲よし4人グループで行動していた。


「知ってるかもだけど、バレー部のあゆみとえりか、私と同じバスケ部のちあきね!」


隣同士、2つの席をくっつけて4人でいる石田さんの元に呼ばれた私は、そう紹介された。


「あ、えっと、木戸 美樹です!」


ドキドキしながらそう答えると


「名前だけで良いのに♪よろしくね、美樹ちゃん!」

石田さんと同じくらいのショートカットでそう話してくれたのはバスケ部の
ちあきちゃん。


「よろしくね!何かあったらいつでも言って!」

と、よく長い髪を高い位置でお団子にしてるのはバレー部のえりかちゃん。


「そうだよ!詳しいことはまだ知らないけど、何か美樹ちゃんの事ほっとけないって私も思ってたもん!」
最後はボブの紙が似合うバレー部のあゆみちゃんがそう言った。



「あ、ありがとう…」


私は4人とも美人だなぁと思いながら、
ぼんやりと答えた。
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